悲しみにおぼれるのは気分であり、楽しむのは意志である。
ブイチの好きな言葉の一つです。
哲学者のアランさんの言葉だそうです。
もう一つ、ブイチの好きな言葉を紹介するね。
おもしろき こともなき世を おもしろく
高杉晋作さんの言葉だそうです。
今日は、楽天家について話をするね。お付き合いください。
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楽観と楽天は違います。
楽観は、出来事や問題を軽視することです。傲慢と同じだよね。
それに対して楽天は、出来事や問題を楽しむことで、乗り越えようと決意することです。
「楽天」という言葉は、中国の昔の言葉から来ています。
書いてみるね。
楽天知命 故不憂 (天を楽しむことで命を知る。故に憂えず)
おきることに対して前向きに考えることで、どうすればいいかを知る。だから憂鬱にはならない。
とブイチは理解しています。
天とは、「自分がコントロールできないもの」とブイチは考えています。雨とか晴れとか雪とか、天気って自分でコントロールすることができないものね。
命とは、自分の命の使い方だとブイチは考えています。運命とか使命とかね。
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例えば、休日恋人とデートしていたら、天気が急に雨になったとします。
雨に対する楽観屋と楽天家の反応の違いはこうです。
楽観屋: 「雨なんてたいしたことないさ」と言って傘をささずに、二人そろってずぶぬれになる。そして憂鬱になる。
楽天家: 雨に対して前向きに考えて(天を楽しむ)、相合傘をするチャンスだと気づく(命を知る)。そしてデートを楽しむ(憂えず)
・・・・・・ね?なんとなく違いがわかったでしょ?
前向きに考えるコツは、起きたことに対して、これはなにかのチャンスにならないかな?なにかにいかすことはできないかな?って考えることね。
雨くらいだったら、実際たいしたことがないです。せいぜい雨にぬれて風邪をひくくらいだから。
でも、例えばおおきな失敗をしただとか、家族に不幸があっただとか、とてつもなく辛いことがおきたときって、ほうっておいたら、深い悲しみにおぼれると思うんだよね。うつ病になるかもしれません。
「深い悲しみにおぼれて泣き続けていたい」というなら、ブイチは言うことはなにもありません。
でも、悲しみの底から一歩、先に進みたいという場合は、この楽天家の考え方を思い出してほしいんだよね。
起きたことを楽しんでみせると決意したら、きっと見えてきたり、気づけるものがでてくると思うんだよね。
読んでくれてありがとさん!!