信頼できない理由を整理する。
人を信頼できないで、疑いの目をもって接していたら、世界は狭くてつまらない世界になります。
例えば、昔のソ連の一番偉い人のスターリンという人は、部下の裏切りや暗殺をいつも恐れていました。そして寝込みを襲われないように寝場所を毎日変えたり、食べ物に毒が入っていないか毎回調べて、いつもびくびくしていました。
こうなると、生きるのがつまらなくなってしまうよね。
社会は人と人が触れ合うことで成り立っています。だれにも背中を預けられないで、疑ってばかりいたら、この社会はとても生きづらいところになってしまうんだよね。
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無条件に人を信頼しろといっているわけではありません。
自分の弱さから、悪事に手を染めたり、裏切りをしてしまう人も世の中にはたしかにいます。
でも、だからといって全ての人がそういうわけではありません。
一部の人が、弱さから悪事に手を染めてしまったとしても、「自分に近づくやつは皆悪意をもって近づいているに違いない」とか、「○○人はみな無礼な奴だ」とか、「○○教を信じている奴はみんな爆弾を作っている」というふうに、他の大勢の人をひとくくりにして決め付けると、世界は狭くてつまらないものなってしまいます。
「日本人」にもたくさんの個性をもった人がいるように、この世界にはたくさんのすばらしい人がいるんだよね。
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人は、だれかに信頼をしてもらえたら、「この人の信頼は裏切れない」という気持ちになります。そして、信頼関係を維持するために努力をします。
もしも信頼をされていないと感じたら、悲しい気持ちになります。そして、「どうせ信頼されてないんだから、この人にはなにしたっていいや。失うものはないもの」と考えがちになります。
人を信じたほうが、関係はうまくいくんだよね。
もしもだれかを信頼できないとしたら、信頼できない理由をしっかりと整理することをおすすめします。
なぜ信頼できないのか。どういうところを信頼できないのか。どこまで信頼できるのか、整理すること。そうすることで、よくわからなくて見えなかったものが、見えるようになります。整理できるようになります。
そのうえでその人を信頼できないと感じたなら、それはそれで構いません。無理に全ての人を信頼しなければいけないわけではないから。
ただ、信頼できない理由をしっかりと整理することで、人を信じる勇気が生まれてくると思うんだよね。それは君の世界を広げて、世界を居心地のいいところにしてくれると思うんだよね。
読んでくれてありがとさん!!
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