恐怖に根ざした神経質でなく、愛情に根ざした感受性を
神経質という言葉があるよね。
ささいなことを気にする性質のことを神経質というよね。
細かいことを大事にすることは大事なことなのだけど、それにとらわれると良くないよね。
例えば、野球の試合で、投手をしている男の子がいるとします。
そして、自分の失投でホームランを打たれたとします。
失敗をしっかりと受け止めて反省することは大事なことなんだけど、こういうときって、気持ちを切り替えて、次のバッターをアウトにすることに集中することが大事だよね。だって試合の途中だもの。
だけど、神経質が強いと、自分の失敗をひきずってしまいます。失敗が気になって気になって仕方がないんんだよね。
失敗が気になってバッターとの勝負に集中できないので、いい投球ができません。そして失投を繰り返してしまうんだよね。
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神経質は、恐怖に根ざしています。
例えば、失敗が気になって仕方ないとしたら、それは失敗をすることで周りの評価が落ちることや責任を負うことを恐れてすぎているからです。
例えば、手が汚れている気がして何度も手を洗ってしまうとしたら、それはばい菌によって病気になることを恐れすぎているからです。
例えば、周りの人の目が気になって仕方ないとしたら、それは自分が人から嫌われることを恐れすぎているからです。
神経質になりすぎて小さなことや不安をあれこれ気にして毎日駆り立てられるように生きていたら、自分の人生を大事にしているとはいえないよね。
神経質な人もそんな人生を望んでいないんだよね。わかっていながら、それでも神経質になってしまうんだよね。
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結局、神経質を克服するには自分が傷つくことに対する恐怖から離れるしかないんだよね。
ブイチは、愛情を心掛けることで恐怖から離れられると考えています。
例えば、さっきの野球の例だと、失敗が気になって仕方ない投手の男の子は自分の評価だったり、責任だったりが気になっているんだよね。彼の頭の中には、他の投手に代えられるかもしれないとか、レギュラーから外されるかもしれないとか、試合が終わった後に他の選手から責められて傷つくかもしれないとか、いろいろな恐怖が頭のなかにあります。
傷つくことに対する恐怖で頭がいっぱいになってしまうんだよね。
そんなときは例えばチームに対する愛情を心がけて、チームを勝たせるために頑張ろうとか、応援している人に報いるために頑張ろうとか、自分自身への愛情を心掛けて、目指す自分の姿のために、次のバッターに集中しようって考えたら気持ちの切り替えがしやすくなると思うんだよね。
読んでくれてありがとさん!!
答えです。探してくれてありがとさん!!加工前の写真はKunMizukiさんのを使わせていただきました!!