損きりすることで、何度でも挑戦できる。
ニュースで、たまに株の話をしているよね。
株というのは、会社を運営するために必要なお金を集めるために、会社が投資家に売っているものです。
株の値段は、そのときの会社の調子によって変わります。
会社の調子がいいときは、株の値段は高くなります。
逆に会社の調子が悪いときは、株の値段は低くなります。
会社が倒産したら、株は紙くずになります。
株の値段を見て、投資家は株を買ったり売ったりして、利益をあげようとします。
この売り買いの判断ってとっても難しいんだよね。
自分が買った株の値段がどんどん下がっているのに、「いつか株の値段が上がるはず!!成功するまであきらめない!!」と考えてずーーっと株を持ち続けた末に会社が倒産したら、たくさん損をしてしまうよね。
つまり、「成功するまであきらめない」という考えでものごとに取り組んでいたら、取り返しのつかない失敗をしてしまうことがあるんだよね。
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投資の言葉に「損きり」という言葉があります。
あらかじめ自分が決めていた値段よりも株の値段が下がったら自動的に株を売って、被害を小さくおさえようとすることです。
「うまくいかないな」と考えたら、はやく手放すことで大きな被害を防ぐことができるんだよね。
そして被害が小さくすんだので、余力があるので敗者復活戦を挑むことができます。
もしも大きな被害をこうむってしまったら、次に向かって挑戦するまでのお金をためるのに時間がかかってしまいます。場合によっては、敗者復活できなくなってしまいます。
足にかすり傷を負ったくらいだったら、すぐに治って再び走り出せるけど、足を切断するような大怪我をしたら、義足をつけないと走れないでしょ?場合によっては再び走ることができなくなっちゃうでしょ?
読んでくれてありがとさん!!
答えです。探してくれてありがとさん!!加工前の写真はほたるこさんのを使わせていただきました。