疾風をみて勁草(けいそう)を知る
疾風をみて勁草を知る。
ブイチの好きな言葉の一つです。中国のことわざだそうです。
疾風というのは強い風のことです。勁草(けいそう)というのは強い草のことです。
強い風が吹いたときに、吹き飛ばされなかった強い草と、そうでない弱い草を見分けることができるという意味です。
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たとえば、20代のころは見た目がとてもきれいでモテモテの女の人がいるとします。たくさんの男の人たちからデートのお誘いや、プレゼントをもらっているかもしれません。
でも、年齢を重ねて、若いころのような見た目のきれいさがなくなったら、見た目にひかれて集まっていた男の人たちは離れていきます。
でもね、なかには今までと変わらずにお付き合いをしてくれる人たちもいます。それは、別に恋愛としてじゃなくて、友人としてかもしれないけど、見た目とは関係なくお付き合いをしてくれる人に気づくときがくると思うんだよね。
お仕事にしてもそうです。
たとえば、お仕事が順調で、お金持ちになったら、たくさんの人が集まってきます。
そんなときって、ついついお友だちがたくさん増えて、自分が偉くなった気分になりがちだよね。
でも、お仕事がうまくいかなくなって、借金をかかえたら、今まで集まってきた人たちはあっというまに離れていきます。
友だちだと思って助けをもとめたら冷たくつきはなされるかもしれません。
でもね。
なかにはそれでも今までとかわらず付き合ってくれる人たちもいるんだよね。
お金があろうがなかろうが関係なくね。
そういう友だちに気づけたってことはすばらしいことだと思うんだよね。
もしもそういう友だちに出会えたときは、その友情を大切にしてほしいです。
もしも今後、友だちが落ちぶれたときでも、冷たく突き放したりせずに、君自身がいままでと変わらない友だちでいてあげてほしいです。
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「疾風を見て勁草を知る」考え方は、自分の強みを知ることにも使えます。
光は、闇のなかでこそ輝きます。
苦しい困難なことのなかでこそ、見えてくるものもあるとおもうんだよね。
たとえば、テスト。
テスト結果を見て、自分の得意科目とか不得意科目とかがわかるでしょ?
テストを受けることは大変だけれど、テストを受ける機会がなかったら、自分がなにが得意か、気づきにくいと思うんだよね。
ただし、一生懸命テストに取り組まないと意味ないけどね。じゃないと、自分の実力がわからないでしょ?
テストのように困難なことに一生懸命取り組むことで、自分の強みに気づくということは、つまり、困難なことって、もしかしたら自分の強みや得意なことに気づくチャンスかもしれないよね。
読んでくれてありがとさん!!