強みの上に築くだけでは足りない。

尾道の街並み

強みの上に築け(Build on strength)

 
 

イノベーションの真贋は、価値を創造しているかによって判定される。イノベーションとは、顧客にとっての価値の創造である。新奇さは面白いだけである。

 

二つとも経営学者のドラッカーさんのお言葉です。

 
 

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昔昔、ある中学校の野球部の1年生に、ブイ太郎という男の子がいました。

 

ブイ太郎はピッチャーでした。肩が強かったので、それなりに速い球を投げることができました。

だけど、その学校にはピッチャーが10人もいて、ライバルだらけでした。

いつも試合で投げているエースの男の子は、ブイ太郎よりも球が速いし、たくさん変化球を投げることができました。エース以外にも、ブイ太郎よりうまいライバルは何人かいました。

ブイ太郎はいつも補欠でした。

 

ブイ太郎は自分の強みが肩が強いことだと知っていました。

なので、毎日毎日ボールをたくさん投げて、自分の球を速くしようと、武器になる変化球を使えるようになろうと努力しました。3年生になるころには、1年生のころよりも球が速くなったし、変化球も投げられるようになりました。

だけどあたりまえだけど、エースも周りのライバルもみんな努力していましたし上手くなっていました。

ブイ太郎は卒業するまでずっと補欠でした。

 
 
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ブイ太郎と同じ年に野球部に入った学生に、ブイ次郎という男の子がいました。

ブイ次郎もピッチャーでした。ブイ太郎と同じくらい肩が強くて、速い球を投げることができました。

 

ブイ次郎も自分の強みが肩が強いことだと知っていました。

ライバルだらけのこの学校の中で、自分がレギュラーになるにはどうすればよいかブイ次郎は考えました。

そこで、この学校の野球チームにはどういう人間が求められているのかを考えました。

すると、この学校にはピッチャーはたくさんいるけれど、キャッチャーが一人しかいなくて、しかもそれほど肩が強くないことに気づきました。

ブイ次郎はキャッチャーにポジションを代えて、自分の強肩を活かそうと努力しました。もちろん、肩を強くする以外にも、キャッチャーに必要な技術も覚えました。

そしてブイ次郎は、キャッチャーのレギュラーを勝ち取って、試合にたくさん出て卒業しました。

 
 

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ブイ太郎もブイ次郎も、スタート地点は同じです。

 

そして、二人とも自分の強みに気づいていて、そこを伸ばそうと努力したことも同じです。

だけど、一方はレギュラーになれて、もう一方はレギュラーになれませんでした。

なんでこうなったのか、ここまで読んだ君ならうっすらわかるんじゃないかな?

 

自分だけでなく、周りも見る必要があるんだよね。

周囲はなにを必要としているのか。何を求めているのかを知って、その上で自分が活きるにはどうすればよいか、考える必要があるんだよね。

 
 

読んでくれてありがとさん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾道の街並み 答え

答えです。探してくれてありがとさん!!