自信と過信の違いは、現実的な根拠の有無

善く戦う者は、不敗の地に立ちて、敵の敗を失わざるなり。是の故に、勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む。

(戦上手はまず負けない形をつくったのちに、敵の弱点を見逃さないで攻める。勝者はまず負けない形をつくってから戦い、敗者はまず戦ってから勝利を求める。)

中国の昔の軍師の孫子のお言葉です。

孫子の考え方の根底にあるのは、「勝つべくして勝つ」という考え方です。

これは、勝負を運任せにするのではなくて、しっかりと勝つための準備して戦うことで、勝利を手にすることができるという考え方です。

 

 

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「根拠がない自信」という言葉があるよね。

なんとなく、理由はわからないけれど自分ならできそうな気がするという考え方だよね。

ブイチはこの自信は実はとてももろいのではないかと考えています。

もっとはっきり言ってしまうと、現実と向き合う勇気がない人ほど、「根拠がない自信」に逃げるのではないかと思います。

例えば、テスト。

「なんとなく自分ならできる気がする」という根拠のない自信をもって、なんにも勉強しないでテストに臨んでも、いい点数をとることができないよね。

根拠のない自信は、テストが始まって、一つも問題を解けない事実に向き合わされると、途端に崩れてしまいます。

土台がしっかりしている建物は地震や台風がきてもなかなか崩れないけれど、土台が貧弱な建物は簡単に崩れてしまうよね。

それと同じで、根拠がない自信は、逆風が吹くと簡単に崩れてしまうんだよね。

 

 

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根拠がある自信は違います。

「自分なりにテスト勉強をやりきった」とか「逃げずに努力した」とか「テスト対策をした」とか、そういった経験の一つ一つが根拠になります。

そういった根拠がある自信は逆風が吹いても簡単には崩れません。

たとえわからない問題があっても、他の問題に自分が勉強したところがでるかもしれないと考えることができるので、簡単にあきらめることはありません。粘り強く挑戦することができます。

 

なにかに挑戦をするとき、多くの場合不安を感じます。自分は失敗するのではないかという考えが頭をよぎります。

そのときに、不安を解消するための具体的な努力をすることで、不安を自信に変えることができます。

たとえば、テストを受けるときに、歴史の科目に自信がないとしたら、過去の試験問題を解いて、できなかったところを復習したりして、地道な努力をすることで、不安を根拠のある自信に変えることができるんだよね。

 

 

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自信と過信は違います。

自信がある人は現実的な根拠をもっています。過信がある人は現実的な根拠をもちません。

自信がある人はしっかりと現実と向き合っています。そのうえで目標を達成するためのしっかりとした根拠を積み重ねています。

過信がある人は現実と向き合わずに、自分に都合がいいように現実を解釈します。そして催眠術のように「俺ならできる。俺ならできる……」と自分に言い聞かせて、自分を奮い立たせています。もしかしたら、時の運で過信をもつ人が成功をすることがあるかもしれません。だけれど、こういった過信がある人の成功は長続きしないし、根拠がないので逆風がふいたときに簡単に自信が崩れてしまいます。

結局のところ、自信を持つためには現実的で適切な努力を積むことが大事だと思うんだよね。

 

 

読んでくれてありがとさん!!

 

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