気分のいいときだけ筆を持つかというと、そうじゃない。憂鬱な日は憂鬱なときにしか描けない絵を描きたいのね。
美術家の篠田桃紅さんのお言葉だそうです。
先日、横浜美術館に行って、中島清之さんの絵を観てきました。
感じたことは、60歳を超えて明らかに画風が変わったこと。思い切りのいい絵を描かれている印象を受けました。
若い頃には、若い頃にしか描けない絵が。老いたら、老いたときにしか描けない絵があると思うんだよね。
盛者必衰という言葉があります。栄えたものは、いずれ必ず衰えて滅びるという意味です。
暖かい夏がいつまでも続くかというと、そうではなくて、いずれ必ず冬になるよね。
栄光の時期があると同時に、そうではない不遇の時期も必ずあるんだよね。
不遇の時期とか、衰退って言葉は、ネガティブな印象を受けがちだけれど、決してそうではないとロイチは考えています。
冬の時期にしかできないことや見れないものってあるでしょ?スキーとか雪景色とかさ。
過ぎ去った夏のことばかり考えて、今できることを追求しないのはもったいないよね。
自分が活躍していた過去ばかりふりかえって、今やこれから何を実現できるのか考えないのはもったいないよね。
読んでくれてありがとさん!!