昔昔、あるところにブイ太郎とブイ子という若いカップルがいました。

ブイ子の誕生日のお祝いとして、ブイ太郎はハワイへの旅行をプレゼントしました。

海はきれいだし、人は温かいし、料理はおいしいし、とても素晴らしい旅行でした。

だけれど、ブイ子はどこか不満そうでした。

ブイ太郎が理由を聞いても、ブイ子ははぐらかすだけでした。

ブイ太郎は怒って言いました。

「君のために企画した旅行なのに、なんで喜んでくれないんだ!!」

× × ×

愛する人のために

子どものために

家族のために

会社のために

地域のために

人だったり、組織だったり、「自分以外の~~のために頑張っている」と考えていると、怒りやトラブルになりやすいんだよね。恨みに発展してしまうこともあります。

なぜなら、無意識に見返りを求めてしまうから。

上の例だと、「ブイ子のために」旅行をしているのだから、ブイ子はお返しとして旅行を喜ぶのが当然だ っていうふうにブイ太郎は無意識に考えてしまっているんだよね。

けれど、よーく考えてみて。旅行は本当にブイ子のためだけかな?

× × ×

ブイ子に喜んでもらいたいとブイ太郎は思った。

  ↓

ブイ子に喜んでもらいたいという自分の気持ちを満たすために、ブイ太郎は旅行を企画した。

もちろん、ブイ太郎はブイ子に喜んでもらいたくて旅行を企画したんだけれど、旅行は自分の気持ちを満たすためでもあるんだよね。

わかりやすく言うと、「自分のため」ね。人のために行っている行動の多くは、自分のためでもあるんだよね。

じゃぁ、ここでみんなに考えてもらいたいんだけれど、「自分のために」を理由にして行動をすることは悪いことかな?

× × ×

ブイチは悪いことだと思いません。というか、人間は多かれ少なかれ、自分のために生きています。

そこをごまかして、「自分を犠牲にして~~のために生きています。自分のためには生きていません」と考えることに無理があります。

もちろん、周囲のことを考えずに自分の欲望を満たすだけでは味気ない人生になってしまいます。

自分の意志で、自分の責任で、人や周囲を愛することが健康的だと思うんだよね。

ブイチの考えだけど。

読んでくれてありがとさん!!

写真の中にブイチが隠れてるよ!探してみよう!
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